アンパンマンが大好きな2歳児のテレビの視聴時間は制限するべき?実はいろんなルール覚えてもらうチャンス

子育ての疑問

こんにちは、保育士ママゆりさんです。

私の息子、2歳のつむじくんは1歳11か月から急にアンパンマンに目覚めました。

それまではたまたま買ったおもちゃにアンパンマンが描かれていたり、たまたまテレビで見かけたりしても全く反応せず、「この子はアンパンマンの道は通らないんだわ」と思っていました。

1歳ごろの予防接種ラッシュのころ、小児科でアンパンマンのご褒美シールをもらっても全くご機嫌が直ることはなく「アンパンマン好きな方がやりやすいのでは?」と思ったこともありました。

アンパンマンのはじまり

でもその時は突然きたのです!!今思うと言葉が二語文になり始めたのと同時くらいだったような気がします。スーパーでお菓子のパッケージを見て「アンパンマン‼」と言い始めたのをきっかけに街中で見つけるたびに「アンパンマン‼」と叫んでいました。保育士であるゆりさんは子どもはこんなもんだとよくわかっています。それでもめちゃくちゃ小さいアンパンマンでももはやアンパンマンではないものがアンパンマンに見えただけでもUFOを発見したくらい叫ぶので若干恥ずかしいと思いました。

そこからはもうアンパンマンなくしては語れないつむじくんの人生です。

アニメも見始めたのでスポンジのようにアンパンマン情報を吸収していきます。

用意周到なゆりさんはつむじくんが興味を持つだろうと先読みして毎週アニメを録画していたので、「ついに役に立つ時がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

何が良かったって毎日のようにアンパンマンを催促されるわけなので、観られる話が1話しかないと地獄ですよね…10話くらい溜まっていました。自分のためにも良かった。。その後アンパンマンためではありませんが動画サービスを利用することになったので映画も見放題、つむじくんの知恵もついてきてテレビのリモコンを使ってアンパンマンにだけはたどり着けようになりました。

アンパンマンを観る時間を制限するべきか?

結論:制限する必要はない

アンパンマンに限らず大好きな物に関して保育士としても母親としても制限する必要はないと思います。長時間集中するということ自体は悪いことではありませんよね。大人になると映画なんて長いものだと3時間くらいあったりします。授業でも1時間、会議だと2時間とかあったりします。何かの一つの内容に集中を持続させることはとっても大切なことです。とはいえ、延々と見続けることに抵抗を感じることもあると思いますので、長時間視聴する上でも抑えておきたいポイントもお伝えしたと思います。

つむじくん2歳のアンパンマンスケジュール

現在つむじくんのアンパンマンスケジュールは…

朝起きると同時に「アンパンマンみる」と両親を無理やりリビングへ連れていくので起床~30分間観ます。そして保育園の帰り道、公園で延々と遊ぼうとするのでアンパンマンを楽しみに帰宅し、帰宅からお風呂までの約1時間アンパンマンタイム。一日にトータル1時間半と、割と理想的な時間かなと自分では思っています。

帰宅後の1時間もずーっと観ているわけではなく、途中で集中が切れて画面に流れているだけで他の遊びをしていたりします。

つむじくんの場合はアンパンマンと同じくらい好きな物が食事とお風呂なので、大好きなことをするタイミングでアンパンマンを終了します。

平日は大体同じようなタイミングで観ており、休日はお出かけしていないともう少し多くなります。たまに誰も見ていないアンパンマンがBGMのように必殺技を繰り出していることもあります。

つむじくんはもともと何事にもあまり執着しないタイプなのでアンパンマンを終了するときに泣くだけですぐに違う遊びを始めています。それでも夜泣きで突然「アンパンマンみるー‼」と叫んだり、なかなかのアンパンマン推しです。ちなみにつむじくんの推しはポッポちゃんとホラーマン。

つむじくんくらいの視聴時間であれば特に気にすることもないのかなと思いますが、うちはもっと観てるなとか本当はテレビの視聴時間が気になってストレスのなっていることもあるのではないでしょうか。

大好きなことをしている時がいろんなルールを伝えるチャンス

大好きなアンパンマンを観ている時、子どもは無防備です(笑)このタイミングでちゃっかりいろんなルールを覚えてもらいましょう。

例えば

  • テレビからの距離…ソファに座ってとかちょうど良い場所に目印を付けてここでとか視聴を始める前に観る場所に誘導して姿勢が整ったら始める習慣にしましょう。何度か繰り返すと自然と自分から座るようになります。観ている途中で近づいてしまったら、一時停止して「観るときはここだよ」と思い出させてあげましょう。

アンパンマン視聴終了の時の関わり方

子ども(2歳くらいだと特に)は大人と違って時間の感覚がまだあまりありませんので「こんなに長い時間観てしまった」と思ったりはしませんし、「そろそろ終わりかな」なんて思ったりもしません。なのでお母さんたちの「もうさすがに…」というような感覚を全く理解してくれないわけですよね…

アンパンマン終了時のポイント

  • ストーリーの区切りに合わせて終了する…終了してほしいなと思ったときに流れている話が終わるのを待ってあげてください。
  • 視聴終了後何をするか伝える…ただアンパンマンが終わるだけでなく次にする行動を伝えてあげると次のイメージもしやすいと思います。できればいつもお風呂に入る時に終了するなど同じ流れの方が一日の流れもはっきりしてわかりやすいでしょう
  • 何度か終了のお知らせをする…例えば新しい話が始まった時に「このお話が終わったらお風呂入ろうね」バイキンマンとアンパンマンが戦っているときに「アンパンマンがアンパンチしたらお風呂入ろうね」エンディングの歌が流れているときに「お歌終わったらお風呂入ろうね」という感じです。2歳くらいだと未来のことをイメージするのが難しいので何度も繰り返し伝えることが大切です。最初は家事などをしながら伝えて、終了が近づくにつれてお話を一緒に楽しみながらそばに行き、「お歌終わったらこれ(リモコン)ピッってしておしまいにするよ」など子どもにもわかりやすく事前に伝えるのが良いと思います。よくあるのがこちらは事前に伝えたつもりだったのに子どもはわかっていなくて大泣きされるというケースなのでわかるように伝えましょう。
  • アンパンマンを観たい気持ち・アンパンマンってすごいよねとアンパンマンを大絶賛しながらも約束したタイミングで視聴を終了する…どんなに段階を踏んでも子どもは終了時に泣きます(笑)泣いた時に一番大切なのは「そうだよねもっと観たいよね、アンパンマン面白いもんね、大好きなんだよね」と子どもの推し活を否定しないことです。そして子どもに負けて約束の終了時間がぶれてしまわないこと。また最初からやり直しになる上に結局泣かれてしまってお互いにつかれてしまい叱ることになりかねません。

まとめ

いろいろな策を練っても大泣きしたり全く思うようにはいかないですよね。時にイライラしてしまい強い口調になってしまい、後から自己嫌悪に陥ることなんてしょっちゅうです。でも考えてみてください。これから社会に出ていく子どものことを思うとお父さんやお母さんがいつも平常心で全く取り乱すこともなかったらこれからいろいろな人と出会ったとき驚いてばかりいなければいけません。

つまり感情がある人間らしい行動を子どもの前で見せることは悪いことではないのです。もちろん暴力はいけませんが、悪いなと思ったら後から謝ったりすることも良い見本です。完璧な親を目指す必要はありませんので視聴時間が多少長くても一生のことではありませんので気にしすぎないでくださいね。

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