こんにちは、保育士ママのゆりさんです。
お子さまの保育園入園を考えているみなさん。地域によっては保育園ってとってもたくさんありますよね。
都市部では希望する保育園に入園することも難しいなんてこともありますが、お子さまが長い時間過ごすことになる保育園。パパ、ママが安心して預けられることが大切です。
保育園に子どもを預けながら、保育士として働く私ゆりさんが保育園選びのポイントをお伝えいたします!
こんな人に読んでほしい
- 保育園選び何から始めたらいいかわからない!
- 何を基準に保育園を選んだらいいのかわからない!
- 良い保育園を見分けるポイントが知りたい!
保育園選びのポイント
お子さまが最大6年間通う保育園。パパ、ママも毎日お仕事前後に送迎をすることになりますよね。保育園選びのポイントとはお子さまが安心して通えること、パパ、ママが安心してお子さまを預けられること、送迎などを含めた日々の生活が無理なくできることにあります。
そんなポイントをお伝えしますね。
ポイント①保育園の場所
一番はやはり自宅から近いということが大切だと思います。雨の日も風の日も通う保育園。子どもが自分で歩きたいと言い始めたり、逆に抱っこを求めたり、いずれにしても近いに越したことはありませんよね。第一候補は一番近い保育園でほぼ決まりでしょう。では、一番近くの保育園の次に優先すべきポイントをお伝えいします。
以外に便利な保育園の立地
- スーパーなど買い物施設に近い…迎えに行った流れで買い物できると便利ですよね
- 小児科など病院に近い…頻度は高くないかもしれませんが登園前後に受診したり、予防接種に行ったりと何かと便利なこともあります
- 職場に近い…送迎する人が決まっている場合は職場の近くを候補に入れても良いでしょう。車で送迎できればさらに便利かもしれません。ただ、自宅と職場が遠くて電車で連れていくとなると負担になってしまいます。
- 自転車なら行ける…子ども乗せ自転車の購入を検討してみるのも一つです
ポイント②保育時間
保育時間って一緒じゃないの?と思われる方もおられるかもしれませんが、保育園によってさまざまです。開園時間より早くは預けられませんし、閉園時間を超えて利用することもできません。また、開園時間と閉園時間は延長保育時間(標準時間を超えた時間で保育料とは別に費用がかかる)を含めた時間なので注意が必要です。標準時間(保育料のみで利用できる時間と考えるとわかりやすいでしょう)内で利用したい場合は保育が必要な時間と標準時間を見比べていくと良いでしょう。
ポイント③保育料や諸費用
保育料は各自治体が世帯収入などによって定めているのでどの保育園に通うことにしても変わることはありませんが、諸費用については保育園ごとに違います。
諸費用の例
- 延長保育利用料…定められた保育時間を超えて保育を利用した場合に必要となる費用。延長保育時間、利用料ともに保育園によってさまざま
- 主食費(3~5歳児のみ)…徴収の有無や金額は園によってさまざま
- アルバム代…卒園アルバム代を徴収する園もあります
- 保険料…保育園内でのけがに備えて加入が必要な場合もあります。
- 入園準備品購入費…園指定の帽子や連絡ノート代など必要に応じて。
- 園外活動費…遠足などの費用が必要な保育園もあります。
上記以外にも保育園の取り組みによって必要になることもあるようです。保育料以外にも必要な費用があるかもしれないということを頭に入れて、園見学などで確認しておくと安心ですね。
ポイント④保育理念・保育方針
保育園とはこんなことをするところというなんとなくのイメージを持っていると思いますが、保育園によってどんな保育をするかというのは実に様々です。
ピアノを全く使わない保育園もありますし、モンテッソーリ教育を取り入れてる保育園、宗教の特色が強い保育園などなど…大きな特色がなくても少なからずその保育園らしさは必ずあります。
どの保育方針が良いとか悪いということはありませんが、ご家庭によって「この保育園がいい!」とか「この保育園のやり方はうちには合わないかも」という判断基準になるかと思います。
保育理念・保育方針については各保育園のホームページなどにも書かれていると思いますのでチェックしてみましょう。
ポイント⑤持ち物、準備物
保育園に通う上で大きな負担ともなるのが持ち物(荷物)の問題です。持ち物が多いということは前日や当日準備するものが多いということ。そして洗濯ものが多いということ。購入するものも多くなりお金もかかるかもしれません。つまり、持ち物が多い=大変ということですよね。なので持ち物な少ない方が絶対に良いです!!
一般的な持ち物の例
全年齢に共通するもの
- 着替え(肌着、上の服、ズボン各2~3枚)…トイレトレーニング中などはさらに多くなることも
- お昼寝用布団…布団セットを購入して持参する場合やバスタオルのみで良い場合は週末に自宅で洗濯、リース(レンタル)を利用でき、洗濯は業者が行ってくれる場合も(要利用料)。
- 連絡帳…保育園と子どもの様子を伝えあうために使用。アプリを利用している保育園もある。
- 戸外遊び用帽子…保育園指定のものを購入して使用する場合や家庭で自由に用意する場合がある。
乳児(0、1、2歳児)発達に応じて必要なもの
- おむつ(5~10枚/日)…サブスクを取り入れている園では利用料を払うことで持参不要
- おしりふき
- おむつ交換用シートまたはタオル…おむつ交換台の上に敷いておむつを交換する。
- 食事用エプロン(2~3枚/日)…手作りのものが必要な場合や指定された形のものを購入する場合もある。毎日家で洗濯する。
- 哺乳瓶
- 粉ミルク
- トレーニンパンツ(3枚程度)
幼児(3から5歳児)で必要なもの
- リュック…子どもが自分で持ち物の用意などができるように
- コップ、コップ袋…うがい用
- 歯ブラシ
上記を参考に保育園見学の時などに各保育園の持ち物の量についても検討すると良いですよ。
ポイント⑥食事、おやつ
最長6年間子どもが通う保育園ですから保育園での食事も無視はできません。食事がおいしいと子どもも気持ちよく通ってくれるかもしれませんよね。私の経験上、勤務している保育園の子どもも息子のつむじくんも家では好き嫌いがある時期でも保育園のご飯は食べます!これってお母さんのとってはかなりありがたいことで、「野菜食べさせないと!!」のストレスをいくらか軽くしてくれます。
保育園での食事を入園前に味見することはまずできないと思いますが、食事に力を入れている保育園かどうかを見極める方法はいくつかあります。
食事に力を入れている保育園か見極める方法
- 保育園内に調理室がある…調理室がない場合は業者からお弁当などを仕入れている場合もありますが、系列の保育園が近くにあり運んでいるという場合もあります。また、保育園の規模などの事情により調理室が作れないという場合もあり、一概には言えませんが保育園内に調理室がある場合は出来立てのご飯が食べられるでしょう。
- 展示食を飾っている(写真の場合も)…保育園で食べている給食の量や見た目がわかるように展示してくれている園もあります。家庭での参考になるように配慮されていますし、子どもが「今日こんなご飯だったよ」と保護者によく話していたりします。自然と食事に興味を持てるよな取り組みをされている保育園は食事に力を入れていると言えるでしょう。
- 園見学で食育の取り組みについての話なある…保育園見学では各保育園のアピールポイントを重点的に話すことが多いです。見学を対応するのは園長でることが多いと思いますが、園長が自慢したいポイントを話すわけです。なので園見学で食育について力を入れているというような話がある場合は日々の食事についても大切にしている可能性が高いでしょう。
食事に関しては上記の点などを参考にされると良いでしょう。ホームページなどだけではわからないことも多いので気になることは園見学で聞いてみると良いですよ。
ポイント⑦職員の雰囲気
やはり気になるのは保育園内で働く人なのではないでしょうか。いくら設備がきれいで便利な場所でも保育士とのかかわりでストレスを感じてしまっては意味がありません。入園前にどんな人なのか完全に見分けるのは難しいですが、いくつかポイントをお伝えいたします。
- 保育園見学の際挨拶をしてくれる…園見学に行くと各保育室を見学させてくれる時があります。その時に保育士は子どもたちと遊んだり身の回りの世話をしていると思いますが、余裕をもって保育ができていると自然と見学者に挨拶をするでしょう。挨拶以外にもにこやかに子どもとかかわっている様子や職員同士のやりとりの場面を見ることができるかもしれません。意識してみてみましょう。
- 保育室内が整頓されている…製作遊びをしているときなど一時的にすごーく散らかっていることもあるんですけどね。笑 さっきまで使っていたものが置いてあるという以外に保育室の隅っこや棚の上がごちゃっとしている場合は私は気になります。理由は保育士に余裕がないということや細かなところの配慮が足りない(安全面も含めて)と感じるためです。
上記のようにまとめましたが、一つ覚えておかなければいけないのは子どもが入園するときに今いる保育士がいるとは限らないということです。園見学に行くタイミングで一番多いのは入園する前年度の間だと思います。その場合年度をまたぎますから、今いる職員が退職や他園へ異動する場合があります。園長が変わるということも少なくありません。
保育園では時差勤務をしていますので見学で見えるよりもかなり多くの職員が働いています。一人に注目するというよりも全体の雰囲気を感じ取るようにする方が良いでしょう。全体の雰囲気が良いということは職員が常に見られているという意識を持って保育ができているということ。職員の教育が行き届いているということです。
まとめ
保育園への入園が難しい今、こだわりがあっても妥協せざるを得ない場合も多いと思いますが、少し視点を変えると意外に便利で良い保育園が見つかることもあるかもしれません。保育園によってさまざまな特色もありますので今回まとめた内容を参考にどんなポイントで保育園の候補をしぼるか考えてみると良いと思います。少しでも楽しく充実した保育園ライフを送れるように応援しています!