こんにちは、保育士ママゆりさんです。
公園遊びが大切とよく聞くけれどまだ歩けない子どもと公園で何するの?と疑問に思われる方やとりあえず公園に連れて行ってみたけれどちょっとベンチに座って手持ち無沙汰になって帰ってきたという経験のある方も多いのではないでしょうか?
0歳の子どもに公園遊びは必要?
結論:絶対に必要ではないが家では経験できないことを安全に経験させてあげられるのでとってもおすすめ
生後1か月経った頃からお家を少しずつ出る機会が増えていきますよね。生まれた時期によっては気候が厳しくなかなか外に出られないこともあるかもしれませんが、ちょっとしたお買い物に連れて行ってみたり、自宅の近くを抱っこして歩いてみたり赤ちゃんにとって様々な外的刺激が増える頃です。
公園へ行くのはいつから?ということに関しては気温やお子さまやお母さんの体調などを総合して「行ってみようかな」と思える時が最適な時期かと思います。
「行ってみようかな」と思ったときにこれからご紹介すること参考にしてみてください。
0歳の子どもが公園遊びで経験できること
まだ歩けない子も多いと思いますが、公園は歩き回ったり遊具で遊ぶだけの場所ではありません。
小さいうちから五感にたくさん刺激を与えてあげることは大きくなってから勉強を教えたり、習い事をにたくさん通わせるよりも価値があると私は思っています。
子ども自身がたくさんのことを感じるということももちろん大切なのですが、ママ、パパがたくさんのことを経験させてあげようということを意識して子育てをするということが一番大切なのではないかと思います。
ここでいう”たくさんのことを経験”というのは何も旅行に行っていろいろなものを見るとか、知育玩具を用意するとかそういうお金がかかることではなく、普段大人が素通りしてしまうようなことも子どもにとっては初めての経験で初めての感覚ということを大人が理解して、そのはじめてを大人と共有する経験をするということです。
なんだかちょっと難しい言い回しになってしまいましたが、大切にしてほしいことはとっても簡単なので参考にしてみてくださいね。
風を感じる
お家のベランダやお買い物の途中などいつでも感じることができますが、あえて公園で抱っこひもやベビーカーから出してあげて風を感じさせてあげてください。公園は空間が開けているので吹き抜ける風を感じやすいです。そしてママ、パパが感じたことをそのまま「涼しいね」とか「ちょっと風が強くなってきたから帰ろうか」など話してあげると自然とたくさんの言葉に触れることにもつながりますよ。
音を感じる
こちらもわざわざ公園に行かなくてもと思う内容ですが、木が揺れる音、葉が擦れる音、川のせせらぎ、車や電車の音、子どもの声などたくさん聞こえてきます。普段聞こえてきても気にならない音も公園でのんびりしている時なら「お友達の声が聞こえたね」など話しかけやすいのではないでしょうか。
砂や芝生に触れてみる
暑すぎたり、寒すぎる時期にはおすすめできませんが、気候の良い時には靴下を脱いで足の裏を砂や芝生に付けてあげると子どもはちょっとびっくりすると思います。うちの子どもは芝生の公園で下におろすと手を付けるとチクチクするせいでハイハイができず一歩も進めませんでした。でもその時子どもの脳みそはフル回転です!
どうやってこのピンチを乗り切るか、ママはどんな顔をしているか、周囲を観察し泣くべきかどうか眉間にしわを寄せて考えています。そういう経験を安全にゆったりさせてあげられるのも公園の魅力ですね。最初は一瞬だけで無理はせず、何度か通ううちに慣れてきますのでゆっくりと楽しませてあげてください。
ほかの子どもの遊びを見る
公園にはほかの子どもが遊んでいることもあると思います。特に第一子のお子さまだと周囲は大人ばかりで子どもとかかわることが極端に少ないという場合には公園で遊んでいる子どもの様子を見せてあげましょう。まだ全然意味は分からなくても、なんか走り回っているなとかボールを投げているなとか楽しそうだなとか雰囲気を感じるだけで良いのです。ママパパが「たくさん走って楽しそうだね」と言葉をかけてあげましょう。そのうちに自分もあんな風に遊んでみたいなと考えるようになっていきますよ。
まとめ
読んでいただいて感じた方も多いと思いますが、公園に行くことで五感で感じるということをを大切にしながらも結局はママパパの言葉がけが多く出てきました。毎日一緒にいるからこそ、移動の時などは言葉がけが少なくなってしまいがちです。
家族ですからいつもいつも話しかけてばかりいる必要はありませんが、公園という空間で毎日当たり前のように感じていることも立ち止まって子どもと一緒に感じ、言葉をかけてあげることで子どもの言葉や興味を獲得することにつながります。
当たり前の環境について理解を深めることで更に興味・関心の広がりますので是非参考にしてみてください。